お客様目線で解説する見積書の見方〜これを知れば騙されない〜
あなたが知りたい本当の【お金】の話〜リフォーム〜 No.5
住まいの足軽隊、森です。
今回は、同業者からもやや煙たがられる内容になってます。笑
というのも、見積書の見方を解説していくのですが、そこの数字がバレたらやばい!とか思ってる業者がいるからです。
そういった業者を摘発するのが目的ではありません。
私は、これを読んでいるあなた自身が正しい知識をつけて、失敗のないリフォームをして欲しいと思っているので、解説していくのです。
それでは、ポイントを項目ごとに読んでみてください。
見積書の体裁は各社違う
当たり前ですが、見積書に決まった体裁はないです。
各社、自由に作っています。
まず、1つ目にみてほしいこと。
それは、「パッと見がどうか」ということ。
パッとみて、分かりやすい見積書かどうかを考えてください。
そして、注意したいのが、ぱっと見でシンプルすぎる見積書は気をつけてください。
あなたは、リフォームに関してのプロではないと思います。
業者はもちろんそんなあなたに対して小難しい書類ではなく簡潔な書類、わかりやすい書類を作るように努力をすると思いますが、ぱっと見でわかりやすいということは簡素に作られすぎている可能性もあります。
具体的には、ページ数です。
工事の内容にもちろん左右されてページ数は変わってきますが、例えば外壁塗装の工事であれば、弊社の場合は
診断書、現状写真、見積書
で25〜35ページくらいの書類をお客様にご提出します。
これは、おそらく多い方です。(商品カタログなどは別でお渡しします。)
弊社はお見積書の作成にメッッチャ時間と労力を使うのが特徴なのですが、この書類がA4の紙1〜3枚程度の場合は注意しましょう。
見積書を雑に作る業者は、要注意ですよ。
見積書にあなたの要望は入ってますか?
これまた当然ですが、見積書に記載のない工事は一切行われません。
あなたの要望をきちんとヒアリングしていない業者の場合、見積書に記載がないことがあります。
その場合は当然、見積書を細部まで確認していなかったあなたにも責任はあると思います。
担当者とコミュニケーションをしっかりと取って、要望をきちんと伝えていますか?
いい担当者かどうかの見極め方は、この記事を読んでください。
ユニットバスの交換、システムキッチンの交換のように設備をリフォームする場合、その設備の本体価格が必ず見積書に記載があります。(ないとやばい)
その本体価格は一般人の人が個人で買うよりも安く書いてあることが多いです。
(リフォーム屋はスケールメリットによって材料を安く仕入れることができるため。)
重要なのは、その材料のグレードがきちんと要望通りのものになっているか
を確認することです。
とにかく安い商品を!と希望した時、類似品で安い商品を探してくれる業者もいます。
【諸経費】ってなに???
多くの方が疑問に思っていることでしょう。
この諸経費の内訳に関して。
大体、工事金額の10〜20%で諸経費が加算されていることが多いのですが、
なんで諸経費こんな金額のものが加算されているの?
と疑問に思う人も多いと思います。
結論から言えば、この諸経費が逆に少ない業者は危険です。
ググれば、その内訳を解説している人も多いですが、この諸経費はその業者の利益や工事に際しての見えにくい経費を補填するもの、何かあった際に真っ先に充当されるお金です。
諸経費は必ずかかります!
どこの業者に依頼しても。
逆に諸経費が乗っかっていない業者は怪しいですので、注意してください。
【一式】ばかりは注意してください
見積書の中には単位が記載されている項目があると思います。
㎡
枚
m
畳
などです。
これらの中に【一式】という項目があると思います。
この一式が多用されている見積書は注意してください。
項目ごとには必ず内訳が存在します。
その内訳を明確に記載していないのは工事の内容に不透明さがあるということになります。
しかし、弊社の見積書でも【一式】の単位を使うこともあります。
その際は、担当者から必ずその一式の工事内容に関して説明を入れます。
あと最近では、大手さんでもあえて見積書の内容を【一式】と表記することもあります。
一番最初の見積書を他社に流出しても内容がバレないようにあえて一式で表記しているのです。
このやり方には賛否があるとは思いますが、一番最初に話をした通り、見積書に決まった体裁はありませんので、悪いことは何もしてないのです。
一式と書いてあるからといって一概に悪い!というわけではないので、注意してください。
まとめ
見積書だけではわからないことももちろんあります。
だけど、私の感覚的な話ですが、
中華屋さんに行ってチャーハンが美味しいお店
は他のメニューを食べてもハズレがないと思っています。
いわゆる中華料理の基礎だと思うからです。
見積書は、そんな中華料理屋さんのチャーハン的な存在じゃないでしょか。
見積書はあなたに提出するものが初めてではないのです。
過去に何件も何十件もお客様に出してきています。
そんな見積書がきちんとなっていない業者さんは、総じて他のメニュー、工事自体も微妙になってしまうのではないでしょうか。
例えがわかりづらかったらごめんなさい。笑
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