宮城の厳しい冬、水道管の凍結にご注意ください!
住まいの足軽隊です。
冬になると多くお問合せをいただくのが、水道管の凍結です。
水道管が凍結すると水が使えなくなるだけでなく、破裂して修理費用がかかってしまうことがあります。天気予報には充分注意し、ご家庭でできる凍結防止対策をしっかり行っておくことが大切です。
水道管の凍結で慌てないために早めに対策を行い、トラブルを防ぎましょう!
この記事では、水道管が凍結しやすい環境やご家庭で簡単にできる対策、もし凍結してしまった場合の対処法を水道のプロがわかりやすく解説します。
水道管が凍結しやすいのは、気温が-4度以下になったとき
宮城県で水道管の凍結が発生する時期は、本格的に冬を迎える12月から3月頃です。特に、外気温が-4度を下回ると凍結のリスクが高まります。
水道管が凍ると水が使えなくなるだけでなく、凍った水が膨張することで亀裂ができ、漏水の原因になってしまうことも。さらに深刻なのは水道管の破裂で、復旧に多大な時間と費用がかかることがあります。
解凍や修理が完了するまではいつもの生活ができなくなってしまううえ、水道料金が上昇するケースも少なくありません。寒さが厳しくなる前に、適切な対策を行っておきましょう。
水道管が凍結しやすい環境
水道管が下記のような環境にあると、-4度以下でなくても凍結しやすいです。寒くなる前にご自宅の水道管の設置場所を確認し、対策を行いましょう。
日陰にある
日当たりが悪く、気温が低い場所にある屋外の水道管や給湯器は、寒さが長引くと凍結しやすくなります。特に、-1度から2度の気温が数日続くと凍結のリスクはさらに高まります。
強風が当たる場所にある
屋外で風当たりが強く、気温が低い場所に設置された水道管や給湯器は、外気温が-4度以下にならなくても凍結する可能性があります。
水道管がむき出しになっている
屋外でタオルや保温材などで覆われていない水道管や、凍結防止対策をしていない立水栓も凍りやすいため注意が必要です。むき出しの水道管や立水栓が凍結しやすいのは、温度変化や風雨の影響を受けやすく、内部の水が凍結しやすいため。また、給湯器が屋外にある場合も凍結防止対策が必要です。
戸建てに比べると可能性は低いですが、アパートやマンションでも水道管は凍結します。戸建てと同様に、水抜きなどの凍結対策をしておくことをおすすめします。
水道管凍結を防ぐための対策
水道管凍結を防ぐために、ご家庭でできる対策をご紹介します。気温が下がる前に行っておくと安心です。
凍結防止ヒーターを使う
凍結防止ヒーターは、水道管などの配管が凍結して破損するのを防ぐためのヒーターです。水道管をくるんで温めることで、水が凍るのを防ぎます。電源プラグを抜くと機能しなくなるので、冬の間は必ずコンセントに挿しておきましょう。
保温材で包む
むき出しの水道管には、市販の保温材を使うのが効果的です。水道管の外側に保温材を巻きつけ、ヒモでしっかりと固定します。その後、ビニールテープで隙間なく覆い保温効果を高め、凍結を防ぎます。
保温材は、市販の製品だけでなく、家にある毛布や発泡スチロールでも代用できますよ。
水抜きをする
水抜きは、水道管内の水を抜くことで凍結を防ぐ方法です。使用しない蛇口の水を抜き、水道管内の水を減らしましょう。旅行などで数日家を空ける場合も、水抜き栓を閉めておくと安心です。
水抜き栓を閉めてから蛇口をひねり、水が出なくなったら蛇口を閉めるのが基本の手順です。電動式の場合は、説明書にをよく読み操作してください。
蛇口を少し開けておく
水道管の水を少し出しっぱなしにすることで、水が凍るのを防げます。夜間から朝にかけて気温が低くなるときは蛇口を少し開け、水がチョロチョロと流れ出るようにしておくと良いでしょう。特別な道具も必要なく、簡単に凍結対策ができます。
ただし、凍結の可能性が高い日は、夜間に水を出しっぱなしにする人が急増します。排水量が増えると水不足になる恐れがあるため、水を出しっぱなしにしないように呼びかけている市町村もあります。可能であれば、水抜き栓を活用しましょう。
水道管が凍結してしまった場合の対処法
水道管が凍結してしまった場合は、慌てず落ち着いて対処することが大切です。凍結箇所を特定し、適切な方法で対応しましょう。
自然に解凍されるのを待つ
水道管の凍結は、気温が上昇すれば自然に融解することがあります。特に凍結箇所が室内にある場合は、暖房などで室温を上げると自然解凍が早まることがあります。
ぬるま湯やドライヤーで温める
凍結箇所にタオルなどの布を巻き、保温材を巻いている場合は取り外します。50度程度のぬるま湯またはドライヤーの温風を当て、ゆっくりと温めましょう。いきなり熱湯をかけると水道管が破裂する恐れがありますので、絶対に避けてください。
給湯器やエコキュートの凍結は、メーカーや取扱店に問い合わせましょう。
専門業者に依頼する
自分で対処できない場合や、凍結箇所が特定できない場合は水道のプロに依頼するのもひとつの手です。専門業者なら適切な工具や知識を用いて、安全に凍結を解消してくれます。
万が一破裂してしまった場合も慌てずに元栓を閉め、まずは専門業者に問い合わせをしてみましょう。
まとめ
水道管が凍結すると、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
凍結を防ぐために保温材や水抜きなど適切な対策を行い、万が一凍結してしまった場合も、慌てずに対処しましょう。
もし凍結箇所がわからなかったり、破裂してしまったりしたら、すぐに信頼できる業者に相談してください。
住まいの足軽隊は塩釜市をはじめとする9市町村の水道工事指定業者ですので、安心してご依頼いただけます!お気軽にお問合せください。
お客様の声や施工事例もぜひご覧くださいませ。
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