中古物件のリフォーム、リノベの前に確認するべき3つのポイント
住まいの足軽隊です。
新築住宅の価格上昇が続くなか、国がリフォームを後押ししていることもあり、中古物件のリフォーム(リノベーション)は年々注目度が高まっています。
しかし、新築住宅の購入とは違い中古物件のリフォームやリノベーションには注意すべき点がいくつかあります。何も知らずに進めてしまうと、後々トラブルや追加費用が発生してしまうことも。
「中古物件を自分好みにリフォーム(リノベーション)して住みたい!」
「相続した実家を、住みやすく大型リフォームしたい」
この記事ではそんな方に向けて、中古物件のリフォーム、リノベーションの前に確認するべき3つのポイントを解説します。
中古物件のリフォーム、リノベーションのメリットとは

まずは、中古物件のリフォーム(リノベーション)どんなメリットがあるのか見ていきましょう。
自由度の高さ
自由度の高さは、中古物件のリフォーム、リノベーションの最大の魅力でしょう。
新築住宅の場合、間取りや内装の選択肢は限られていますが、中古物件の場合は既存の建物を活かしながら、自分のライフスタイルや好みに合わせて自由にカスタマイズできます。
たとえば、間取りの大幅な変更。壁を取り払って開放的な空間を作ったり、部屋数を増やしたり減らしたりできます。
壁紙や床材、照明などの内装も、もちろん自由に変更可能です。
こだわりを詰め込んだ自分だけの空間を創り上げられるのは、リノベーションならではのおもしろさと言えます。
価格が安い
中古物件は一般的に新築住宅よりも価格が安いため、リフォームやリノベーション費用を含めても、新築住宅を購入するよりも総費用を抑えられる場合があります。
キッチンや浴室などの古さや機能性が気になる方も多いかと思いますが、最新のものに交換し、設備をグレードアップすることで快適な生活を送ることができます。
立地条件が良いことが多い
さらに、中古物件は立地条件が良い場所に建っていることが多いのも魅力です。駅近や商業施設が近いなど、利便性の高い場所に住むことができる可能性が高まります。
このように、中古物件のリフォーム・リノベーションは、自由度が高く、費用を抑えられ、立地条件が良いなど多くのメリットがあります。
中古物件のリフォーム、リノベーションの前に確認するべきポイント

前途のとおり中古物件のリフォーム(リノベーション)には魅力的なメリットがありますが、話を進める前に必ず確認してほしいポイントがあります。
特に重要なのは以下の3点です。
①名義
中古物件の名義は、リフォーム・リノベーションを進める上で最初に確認すべき事項です。
もし、物件の名義が亡くなった方のままになっていたり、共有名義になっていたりする場合は、相続手続きや名義変更を行う必要があります。
施工業社との打ち合わせをどんどん進めていったのに、その家の名義がまだ親戚や両親のものから変わっていなかった…いうのは大きなトラブルのもとになります。
特に、亡くなった祖父の名義になっていたりすると、法定相続人になっているすべての人の許可を取るところから始めなければなりません。
もちろん、相続税や贈与税の納付もしなければいけないですよね。
これらの手続きには時間や費用がかかる場合がありますので、早めに確認しておくことが大切です。
名義が複雑な場合は、専門家(司法書士など)に相談することも検討しましょう。
②抵当権
抵当権とは、住宅ローンなどの返済が滞った際に、金融機関が不動産を担保にして優先的に弁済を受ける権利です。
謄本をしっかり見て調べたりしていくと、今まで知らなかったことが判明するパターンがあります。
中古物件に抵当権が設定されている場合は、リフォームやリノベーションを行う前に抵当権抹消の手続きを行う必要があります。
金融機関との交渉や書類手続きが必要になりますので、早めに確認しておきましょう。
近所の方との境界線問題も、必ずこの時に一緒に確認してください。
抵当権については、自分で法務局に行って調べるのが基本ですが、なかなか一般の人が見ても難しいものです。リノベーションや大型リフォームの経験値がある施工業社を選び、相談してみましょう。
③周辺環境
中古物件の周辺環境は、住み心地を大きく左右する要素のひとつです。
住んでから後悔することのないように、中古物件を購入する際は、周辺環境をよく確認しましょう。
- 交通の便…
最寄りの駅やバス停からの距離、電車の本数、バスの運行頻度などを調べておきましょう。 - 生活施設…
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、病院、学校などの生活施設が近くにあると安心です。 - 治安・騒音…
周辺の治安状況や、夜間の騒音の程度を確認しましょう。 - 日当たり…
日中の日当たりの良さは、日々を暮らすうえで大切な要素です。足を運んで確認しましょう。
不動産情報や写真を見ただけではわからない情報も多いです。実際に何度も物件を訪れたり、近隣の方に話を聞いたりすることをおすすめします。
まとめ
中古物件のリフォーム(リノベーション)は、自由度が高く、費用を抑えられるなど、多くのメリットがあります。
ただし、話を進める前に名義、抵当権、周辺環境などの情報をしっかりと確認することが重要です。これらのポイントをふまえて、満足のいくリフォーム(リノベーション)を実現してくださいね。
住まいの足軽隊では、中古物件のリフォーム、リノベーションのご相談も承ります。お気軽にお問合せください!
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