トイレの詰まり、自分でなんとかしたい!宮城の水まわりのプロが解説
住まいの足軽隊です。
流すとゴボゴボ音がしたり、水位が上がったまま引かなかったり…突然のトイレの詰まり、本当に焦りますよね。
プライベート空間なだけに、できることなら自分で何とかしたいと考える方も多いでしょう。
この記事では、長年宮城県で水まわりのトラブルと向き合ってきた水まわりのプロが、トイレの詰まりを自分で解消する方法をわかりやすく解説します!
「ちょっとしたことで直るかも?」 「自分で直せるか不安…」 「やっぱり、プロに頼むのが安心?」どんな状況の方も、まずはこの記事を読んでみてください!今あなたに必要な情報が見つかるはずです。
焦る前にチェック!トイレ詰まりの原因別初動対応

いざトイレが詰まってしまった!そんな時、何度も水を流してしまうのは事態を悪化させるNG行動です。
詰まりの程度や考えられる原因によって、その後の対応が変わってきます。まずは落ち着いて、トイレの状況を確認しましょう。
トイレ詰まりで考えられる原因
■トイレットペーパー、排泄物などが詰まった
- 水を流すと、水位が普段よりゆっくりと下がる
- まだ完全に水が流れ切っていない
- 「ゴボゴボ」「ポコポコ」といった音がする
■ティッシュペーパーや生理用品、おもちゃなどの異物を流してしまった
- 水を流しても水位が上がったまま、ほとんど(あるいは全く)下がらない
- 便器の中に、目に見える異物が確認できる場合がある
■原因不明の詰まり
- 特に何も流した覚えがないのに、急に流れが悪くなった
- 上記のいずれのケースにも当てはまらない
状況別の初動対応のポイント
■無理に何度も水を流さない
水位が高い場合は、絶対に無理に何度も水を流さないでください。汚水が便器から溢れ出て、床を汚してしまう可能性があります。
まずは給水バルブを閉めるなどして、水の供給をストップしましょう。
■異物は取り除く
もし、便器の中に目に見える異物がある場合は、ゴム手袋などを着用して、慎重に取り除いてみてください。
ただし、奥の方に入り込んでいる場合は無理に引っ張り出そうとせず、プロに相談しましょう。
■換気する
作業を行う際は、必ず窓を開けるなどして換気をしっかり行いましょう。
原因に心当たりのある場合は、次の「自分でできる解消法」を試してみましょう。
自分でできる!トイレの詰まりを解消するテクニック

ここでは、ご自身で試せる簡単なトイレの詰まり解消方法をご紹介します。安全に注意しながら、できる範囲で試してみてください。
バケツの水を使う(軽度な詰まり)
- バケツにたっぷりの水を汲む
- 便器の水位が低いことを確認し(高い場合は少し抜く)、排水口の中心を狙って、ゆっくりと、しかし一気に水を流し込む
- 詰まりの原因が押し流されて水位が正常に戻ったら、通常通り水を流して確認する
注意点:熱湯は便器を傷つける可能性があるため、必ず常温の水を使用してください。
ぬるま湯を使う(軽度な詰まり)
- 40~50℃程度のぬるま湯を、ゆっくりと便器に注ぐ。水位が急に上がらないように、少しずつ注ぐ
- そのまま1~2時間ほど放置する(トイレットペーパーなどが原因の場合、お湯で溶けて流れやすくなることがあるため)
- 水位が下がったら、通常通り水を流して確認する
注意点:熱湯は便器の破損につながるため、使用しないでください。
ラバーカップを使う(中程度の詰まり)
選び方
ホームセンターなどで、ご自宅のトイレの排水口の形状に合ったラバーカップ(スッポン)を選びましょう。和式・洋式兼用タイプや、節水型トイレに対応したタイプがあります。
使い方
- 便器に水を溜め、ラバーカップのゴム部分が排水口全体をしっかりと覆うように密着させる
- ゆっくりと押し込み、勢いよく引き上げる動作を数回繰り返す(この時、カップの中に水が溜まっている状態で吸引することが重要)
- 詰まりが解消された感触があれば、少しずつ水を流して確認する
コツ:力を入れすぎず、垂直に押し引きするのが効果的です。
重曹とお酢を使う(中程度の詰まり)
- 重曹1/2カップを便器の中にまんべんなく振り入れる
- その上から、お酢1/2カップをゆっくりと注ぐ(炭酸ガスが発生し、軽い詰まりを押し出す効果が期待できます)
- 泡が発生したら、そのまま20~30分ほど放置する
- 最後にぬるま湯をゆっくりと流し、スムーズに流れるか確認する
注意点:強力な効果があるわけではありません。軽度~中度の詰まりに試すのがおすすめです。
市販のパイプクリーナーを使う際の注意点
- パイプクリーナーには液体タイプやジェルタイプなど、さまざまな種類があります。使用する際は必ず製品の説明書をよく読み、指示に従ってください。
- 換気を十分に行い、ゴム手袋や保護メガネを着用するなど、安全に配慮して使用してください。
- 異なる種類の洗剤を混ぜて使用するのは絶対に避けてください。有害なガスが発生する危険があります。
- 効果がない場合は、無理に大量に使用せず、プロに相談することをおすすめします。便器や排水管を傷めてしまう可能性があります。
ご紹介した方法を試しても詰まりが解消しないときには、無理せず私たちプロにご相談ください!原因を特定し、適切&安全な方法でスピーディーに解決いたします。
自分で直せないときは、プロに相談してみよう

自分でできることを試しても詰まりが解消しない場合は、無理にDIYを続けるよりも、プロの力を借りることをおすすめします。どのような場合に専門業者に依頼すべきかの判断基準と、プロに依頼するメリットを解説します。
プロに頼る判断基準
■複数の解消方法を試しても効果がない場合
上記でご紹介した方法をいくつか試しても、詰まりが改善しない場合は、より専門的な処置が必要な可能性があります。
■異物を落としたなど、物理的な原因が明らかな場合(奥に入り込んでいる可能性)
おもちゃや固形物を誤って流してしまった場合、奥の方で引っかかっている可能性があり、無理に押し込もうとすると事態を悪化させる恐れがあります。
■詰まりが頻繁に起こる場合
一度詰まりが解消しても、すぐにまた詰まってしまうような場合は、排水管の構造的な問題や、長年の汚れの蓄積が原因となっている可能性があります。根本的な解決には、専門的な調査と処置が必要です。
■自分で作業することに不安を感じる場合
DIYに慣れていない方や、便器や排水管を破損させてしまうのではないかと不安を感じる場合は、無理せずプロに依頼しましょう。また、賃貸物件の場合はご自身で判断せず、まずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。
プロに依頼するメリット
プロの業者は専門的な知識と技術、そしてさまざまな詰まりに対応できる道具(高圧洗浄機、ワイヤーなど)を持っています。
プロに依頼する最大の魅力は、確実に詰まりを解消できるうえに、ご自身で時間と手間をかけることなく迅速にトラブルを解決できること。原因を速やかに特定し、再発防止策も提案してくれるかもしれません。
DIYだと「自分でやってみて壊れたらどうしよう」という不安が常につきまといますが、プロに頼めばその心配もいりません。便器や排水管を破損させてしまうリスクを避けることができますよ。
私たちはただ詰まりを直すだけでなく、お客様が安心して快適なトイレを使えるよう、丁寧な作業と親切な対応を心がけています。宮城県でトイレの詰まりにお困りの際は、私たち住まいの足軽隊にお気軽にご相談ください。
まとめ
トイレの詰まりで困ったら、まずはこの記事でご紹介した解消方法を試してみてください。意外と簡単に解決できることもあります。
しかし、「やっぱり自分で直すのは不安…」「何をしても直らない」そんな時は、住まいの足軽隊をはじめとする地域の水まわりのプロにご相談ください。私たちは宮城県の皆様の快適な暮らしをサポートいたします。
お客様の声や施工事例もぜひご覧くださいませ。
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