エアコンの室外機をクリーニングする必要はあるの?メリットとはなにか
住まいの足軽隊、森です。
エアコンクリーニングをする際に、よくオプションなどで見かける
「室外機のクリーニング」
は果たしてやった方がいいのか?という疑問を持ったことがある人もいると思います。
今回は、その室外機クリーニングをするメリットだけでなく、普段の室外機の手入れ方法まで解説していこうと思います。
戸建てに住んでいる方はもちろん、分譲マンションにお住まいの方でエアコンを自分で買った人などはぜひ参考にしてみて下さい。
室外機の役割って何?
そもそも室外機は何のために付いているのでしょうか。
まず、この役割をきちんと理解していないと、この後に解説する内容の理解に影響があるので、室外機について知っていきましょう。
室外機とは外に置いてある↑こいつです。
「室内機」と「室外機」はそれぞれ違う役割を果たしていて、簡単に説明すると
・室内機→部屋の中の空気を吸い込んで熱を奪って冷たい空気を出す
・室外機→室内の熱を外に放出しつつ、冷媒ガスを循環させる圧縮機によって冷気をパイプを通して中に送り込む
ここで勘違いしてはいけないのが、基本的にエアコン室内機は、室内の空気を循環させているので、別に外の室外機から空気を取り込んでいるわけではありません。
そこらへんについてはこの記事を読んでみて下さい。
室外機が汚れる理由
室外機は基本的に外に置いてあるものなので、メンテナンスフリーです。
けど、なぜ各社オプションで室外機クリーニングをメニューとして置いてあるのか。
そう、それは
「普通にめっちゃ汚れる」からです。笑
汚れの原因は主に、
・砂ほこり
・ゴミ
・雑草などの異物
・虫の死骸
などの汚れが多いです。
これらの汚れが原因で、排水部分が目ずまりして熱交換部分に影響が及び、熱交換効率が落ちる
っていうのが、主な弊害と言えるでしょう。
私自身も多くの室外機を分解クリーニングしてきた経験がありますが、クモやバッタの死骸はまだマシな方で、Gさんが死んでいたり(生きていたり。笑)、巣ができていたりしたこともあります。。。
いや、ほんとですよ。笑
私もお客さんもびっくりしました。笑
あとは、室外機を草が生えている周辺に設置してある家庭も要注意です。
雑草が中で絡みまくってプロペラの根本が大変なことになっていたものもありました。
室外機のクリーニングは自分でできるのか!?
室外機はメンテナンスフリーだが、たまに雑草や砂埃が入ってないかをチェックしてれば大丈夫なんでしょってことは分かってもらえたと思いますが、自分でクリーニングはできるのかという疑問も出てくると思います。
私個人としては、素人が室内機をクリーニングするよりも室外機のクリーニングは楽だと思います。
ただ、全くのど素人さんがやろうとするのは、ちょっとお勧めできません。
インパクトドライバーとかは普通にあるし、使えるよ
的なレベルの人は、普通にできると思います!
室外機の設置状況で作業できないこともあります。
室外機が外壁にかかっている場合
室外機が天井から吊ってある場合
室外機が屋根の上にある場合
こんな場合は、諦めましょう。笑
そんな状態の室外機をクリーニング作業をするには、普通よりも倍以上の金額、場合によっては5倍以上の金額がかかることも平気であります。
特殊な室外機の置き方をしている場合、クリーニング作業を実施する業者も極端に少ないです。
神経質になる必要はない
室外機のクリーニングに関しては、室内機のように神経質になる必要はありません。
室内機は年に1度はクリーニングした方がいいですが、室外機は年に1回くらい見て、
目詰まりしてないかとか
雑草が入ってないかとか
をチェックしていれば大丈夫です。
そしてもし、奥の方に汚れが見えたり、怪しい雰囲気を感じたら、素人であれば迷わず業者に頼んだ方がいいと思います。
室内機のクリーニングをご依頼いただいたお客様で、ご要望があれば弊社では無料で室外機の状態チェックもしています。
ともあれ、室外機クリーニングに関してはそこまで神経質になる必要はありません。
それよりも室内機のクリーニングは清潔を保つために定期的に行った方がいいですよ!
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