リフォーム費用の内訳を教えます
あなたが知りたい本当の【お金】の話〜リフォーム〜 No.2
住まいの足軽隊、森です。
全10回にわたって「ゼロから学ぶリフォーム講座」を書きましたが、大変多くの方に読んでいただき、ありがたい限りです。
そんな中で読者の方から
「お金のことについてもっと知りたい」
という声をもらったので、このシリーズを書くことにしました。
前回はリフォームの金額相場の決定版をupしましたが、やはりupした日からすごくアクセスがあり、お金に関することはやはりみんな知りたがっているんだと再確認できましたので、しっかりとこのシリーズも中身を濃く書いていきたいと思います。
※こんな内容をもっと知りたい なんてのがあったら、ぜひ公式ラインからご感想も含めてご連絡ください。
材料費と施工費でリフォーム費用は成り立ちます
リフォームの費用の内訳について考えたことがありますか?
単純に
A社は安いな
B社は高いな
とかだけ考えていませんか?
そもそもリフォームの費用は
材料費と施工費で成り立っています。
材料費とは、ユニットバスやシステムキッチンなどの設備機器。またはフローリングやドアなどの建材にかかる費用のこと。
施工費とは、言い換えると人件費のことです。人工(にんく)なんて言い方を業界の人は言ったりします。
これら2つの合計によって、リフォーム費用は算出されます。
材料費+施工費=リフォーム費
材料費と施工費の高い安いはどう変動するの?
材料費は、例えばユニットバスの場合。
大きさ、メーカーなどによって金額が30万〜200万円以上のものまで様々あります。
オプションも様々あるので、同じ型でも値段は変わります。
もちろん、システムキッチンの場合でも扉の素材や天板の素材、食洗機をつけるかどうか、浄水器はどうするか
など、様々な要素が費用に関係してきます。
施工費に関しては、例えば漆喰や珪藻土といった塗り壁材は、材料費も通常の多く出回っているビニールクロスよりも高いですが、それ以上に塗る手間がかかります。
なので、人件費に影響してきます。
あとは、ユニットバスのような組み立てのものではなく、造作する浴室だと手間がかかるので施工費が上がります。
値引きはNGです
私は兼ねてから、値引きをすることはやめたほうがいい と言ってきましたが、リフォーム費用は材料費と施工費の2つから構成されていることはお分かりいただけたと思います。
値引きをする
ということは、この材料費か施工費を下げてくれと言っていることに等しいです。
材料費というのは、大体決まった金額で確定しているので、施工費のコストを下げざるを得ません。
つまり、値下げというのは、職人さんの作業費を下げろと言っているのとほぼほぼ同義となります。
普段、同じ作業をして10万円もらえる作業なのに、値下げをされた現場では6万円でやらなければならないとなったら、あなたはどう思うでしょうか。
作業をする職人さんはもちろんプロですが、人間です。
つまり、、、そういうことです、、、
なので、値下げをしろというのは、結局自分の首を絞めることになってしまうんです。
まとめ
リフォーム費用を考えるときは、材料費と施工費の2つの側面から考えることが大切です。
ちなみに、たまにいるんですが、
「材料費が安ければいいんだから、材料だけ自分で買って、施工だけ頼むのが安くなるんじゃないか」
と考える人がいますが、どんな業界でも同じですが、材料持ち込みの場合は、そもそも施工金額の基準自体が変わるので、結果的に高くなることが多いです。
なので、あんまり意味ないことはやめましょう。笑
手間ばかりかかってしまいますし、メーカー補償の対象からはぜれることもあるので、おすすめできません。
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