外壁塗装に使う塗料の種類について〜続き〜
住まいの足軽隊、森です。
前回は塗料は大きく分けると4種類に分類できるよ
って内容を解説しましたが、今回は【樹脂】について解説していきたいと思います。
一戸建てに住んでいる方
住みたいと思っている方
そんな方々が、外壁塗装が「必ず必要なリフォーム」として認識を持ち、正しい知識をつけて貰いたいなと願いブログを書いています。
ぜひお読みください!
樹脂ってなんぞや
今回は樹脂について解説していくんですが、樹脂ってそもそも何?ってところをまず。
樹脂とは、塗膜を生成する原料です。
塗膜の性能を大きく左右する非常に重要な成分です。
つまり、「家を守る塗膜の重要性」を握る、非常に重要な話なんです。樹脂。
シリコン樹脂
フッ素樹脂
なんて単語を目にしたり、耳にしたりしたことがある人もいるかもしれませんが、それらは樹脂の種類です。
どの樹脂を選ぶかにより、もちろん金額も変わりますし、成分が変わってくるので耐用年数が変わってきます。
代表的な3つの樹脂を例に、解説していきますので、知識をつけてください。
ウレタン樹脂
ウレタン塗料は現在あまり主流ではなくなってきました。
ちょっと前(15年前くらい)までは非常に施工事例が多くあり、理由は安くて使い勝手がいいからです。
耐用年数は8年くらいが目安でしょうか。
今、一般の住宅の外壁塗装でウレタン塗料をプッシュする業者は少なくなってきています。
この後に解説するシリコン塗料っていうのが主流になってからは、耐用年数も劣るウレタン塗料の人気は薄くなってきました。
シリコン樹脂
光沢の綺麗さが特徴の、現在最も主流となっているシリコン塗料。
耐用年数が10年〜15年と言われていて、コストパフォーマンスが非常にいいです。
塗装は初めてなんだよね
って人や
15年ごとに塗装する
って人は、まずシリコン塗料が第一候補で間違い無いでしょう。
スタンダードな塗料なので、Googleで検索すれば普通に情報は出ますし、アマゾンでなんぼでも購入することもできます。
業者としても、予算をお伺いして、まずシリコンでご提案するのが普通になっています。
フッ素樹脂
マジ家を綺麗にしたいわ
って人は注目のフッ素塗料。
前述した塗料よりも料金は高いです。
結構変わります。金額。
けど、雨風への耐性、耐久性は一番優れていて、汚れもつきにくいです。
耐用年数は15年〜20年となっています。
主流のシリコンよりも工事金額は高くはなりますが、こだわりを持って、長期的な目線を持っている方は選ぶ塗料です。
で?何が一番いいの??
あなたは思うでしょう。
「シリコンが主流なのね。フッ素高いのね。分かったけど、結局何を基準で選べばいいの??」
と。
ここであるシミュレーションを。
戸建てを購入して住むとします。
シリコン塗料を塗る場合、長くみて15年ごとに外壁塗装をするとしましょう。
フッ素であれば20年ごとの外壁塗装で済みます。
この「5年」の差をどう捉えるかです。
5年の差があるので、シリコンで4回のところを、フッ素であれば3回の工事となります。
1回あたりの金額差にもよりますが、戸建ての外壁塗装は大体100万円〜150万円が平均的な金額になるので、100万円だとした場合、
シリコンは4回で400万円
フッ素は3回なので、シリコンとの価格差を計算した時にどちらが安いか
という計算をすればいいわけですね。
もちろん、金額だけが判断基準では無いと思います。
金額だけで判断するとまぁ大体ミスるので、やめた方がいいです。
業者選びの注意点は過去のこの記事を読んでみてください。
まとめ
いつもまとめっぽいことを書いているようで同じことを言いがちなんだけども、きちんと予算を用意して、計画的にやりましょうね。
クラック(ひび割れ)とかを長く放置して壁が欠けてきたなんてのは普通にあることですが、やっぱりそれも放置してるってのが一番いけないことなんです。
そして、しっかり僕のブログでも構わないので、知識を付けて、クッっっっそみたいな業者に騙されないようにしてくださいね。
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